フードコーディネーターとして外食産業を見ると

シロノワール

シロノワール

あの世界的ハンバーガーチェーンですら、
減益を表明されました。

おうちカフェ、うちご飯、簡単レシピ、と、
家中消費が進む中、
外食産業は、ただ衰退の道を歩むだけでしょうか?

外食産業は、恐らく人類滅亡までなくならないはずです。

現在の外食産業の衰退は、
店側の安売りと、
客側の倦怠とが綯い交ぜとなった結果と、
勝手に推測します。

私の幼少期、
今夜はレストラン、と、言われると、
もう一家を上げてソワソワ、ワクワクしてました。
おやつもなし、
なるべくお腹を空かせて、
ちょっぴりおめかしして、
崇高とも言える心地で、
レストランへ向かいました。

レストランでは、
上着を預かってもらい、
エスコートしてもらい、
椅子を引いてもらい、
花のようなナプキンを眺め、
お姫様気分でした。

味はもちろん、
美しい盛り付けや食器、
ギャルソンの言葉遣い、
夢のひと時です。

現在はどうでしょう?

今日の夜は外に食べに行く、
と、言われた子供の喜び度合いは、
私の幼少期のワクワク感に比べ、
ものすごく小さなものだと思います。

だって、外食なんて当たり前、
になってしまいましたから。

ジャージの小中学生がファストフード店やファミリーレストランにたむろしてます。

最低価格の商品やドリンクバーだけで、
ワイワイガヤガヤ騒がしく、
または、各々端末に向かい話もせず、
何時間も粘ります。

客側の外食への期待は、
もはや無きに等しいですね。
当然、マナーなど守らないし、
そんな単語知らない、
とさえ言われそうです。

一方、店側は、低価格争いの果て、
商品は言うに及ばず、
接客が崩壊しました。

間違った日本語、
呼ばれなければ動かない受け身、
商品説明はできないけど、
内輪のお喋りは大盛り上がり。

こんなお店に、誰が何か期待しますか?

超高級店は除き、
庶民的なお店であっても、
お店はお店のプライドを取り戻すべきです。

質の悪いお客様とは、
さよならしても良いのです。

経済が大きく動く今春、
外食産業は、今一度、
昭和のワクワク感を提供する、
夢のお店、に、
戻るべきではないでしょうか?

店の安売り合戦から始まった、
双方の質の低下、
これが、今の外食産業の衰退の一因、
私はそうみます。

一時的な行列など、
砂埃のような幻想は捨てて、
孫の代まで愛されるお店、
を、目指していただきたく、
外食店経営者様に、
ふしてお願い申し上げます。

まだまだ工事中、
綾織行政書士事務所のWebsite、
こちらです。

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